学校長あいさつ

 少子・高齢化が進み、21世紀の社会はさらに複雑になり、福祉に対する期待はますます高まっています。

福祉の役割は、年齢や性別、障害の壁を越え、すべての人間が幸福に生活できる環境づくりへと移り変わろうとしています。それに応じて、介護者には身体的、精神的、社会的な立場を含めた全人的な視点を見つめる力が問われています。これからの福祉に求められるものは、一方的な介護や援助ではなく、相手の個性をしっかりと把握し、気持ちや意思を尊重できる人間性の豊かさ。お互いを信頼しあい支えあえる関係を築いていくことではないでしょうか。

 当学院では、福祉における実践的な能力だけでなく、人に対する愛情や思いやりの心を育て、相手のために自分がなすべき介護、自分にしかできない援助とは何かを、ともに追求していくことに力を尽くしたいと考えています。そこで培われた一人ひとりの個性や情熱が、新しい福祉社会を担っていくと確信しています。そして、様々な人生に深く関わることで経験する喜びや悲しみが真の強さを育み、人間的に大きく成長していくことを心から願っています。